【科学記事メモ】エディアカラ生物群集は、化石の化学分析から「動物」と証明

【科学記事メモ】久しぶりに面白い記事でした。今から約5億7000万年前、先カンブリア時代の地層から、エディアカラ生物群集という変わった生物が見つかっていました。多くの動物の祖先が出現するカンブリア大爆発の少し前の時期の生物です。これまで、エディアカラ生物が「動物」なのか「菌類」なのか「藻類」なのか、喧々がくがくで決着が着いていませんでした。絶滅して途絶えてしまった新「界」(≒「動物」「植物」「細菌」のくくりに相当)まで唱える学者が出る始末でした。それが今回、エディアカラ生物群集を構成する「ディッキンソニア」という生物の生痕化石から、コレステロール由来の炭素を検出することに成功し、コレステロール類は「動物」特有のものであることから、エディアカラ生物が「動物」であったらしいと証明されたそうです。

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