【植物の花の写真】セイタカアワダチソウ;キク科 Solidago canadensis var. scabra;Asteraceae 2018年11月04日(日)鹿児島市自宅近所の山

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 悪逆非道の北米原産の国外外来種のセイタカワダチソウの花です。キク科だと聞くのですが、あまり菊の花には見えない。接写してクローズアップしてみると、一個一個の花房の上にタンポポの花状の集合花が並んで付いており、菊の花だと解ります。確かに膨大な数の種子を飛ばすとわかります。新たな空き地が出来るとあっという間にはびこります。でも、本気になれば除草は簡単で、引来ぬいてれば地下茎までほじくり返さなくてもやがて消えます。ヨモギやチガヤの方がよほど厄介です。セイタカワダチソウは一時期よりは減りました。セイタカワダチソウの研究は、やっかいな国外外来種ということで、昔から沢山論文が出ていまして、減った原因が、◯根っこから他感作用物質を出して他の草の生長阻害をするが、生育密度が高くなると自分自身がやられてしまう自己中毒説、◯モグラや野ネズミが野原にため込んだフンなどの窒素肥料分を吸ってはびこるものの、やがてそれらの栄養分を吸い尽くして死滅していく栄養制限説、があります。どちらも突っ込みどころ満載の怪しい学説ではあります。