【植物の花の写真】クズ; マメ科 Pueraria montana var. lobata; Fabaceae 2018年9月23日(日)鹿児島市

【植物の花の写真】クズ; マメ科

Pueraria montana var. lobata; Fabaceae

2018年9月23日(日)鹿児島市

 マメ科のクズの花が満開です。クズは、秋の七草の1つでもあり、日本のほか、中国・東南アジアからニューギニアにかけて分布しています。北米に観賞用・飼料作物として持ち込まれ、一時期は栽培が奨励されたようです。現在、アパラチア山脈を中心とする東部ではびこっています。IUSN選定の、世界の侵略的外来種ワースト100の一つに選ばれています。つくばに居た頃、外来種問題で来日した米国人研究者の発表を聴いたことがあります。写真出見ると地平線まで見渡す限りのクズで覆われた草原が広がっている地域もあり壮観です。「グリーン・モンスター」という有り難くない名称で呼ばれています。
Q:「日本ではマメ科のため、栄養価が高く牧草として有用だが、米国では牧草としての利用はあるのか?」 A:「否」

Q:「日本では、根っこから高級デンプンが採取でき、葛粉として高く取引されている。根っこ堀り専門の業者もあるほどである。米国で産業化する計画はあるか?」 A:「否」

Q:「日本には有用な天敵の調査に来られたそうだが、画期的な天敵は見つかったか?」 A:「否」・・・・・どこまでも暖簾に腕押しの研究者でした。

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