【科学記事メモ】 東南アジアの石灰岩地帯に生息する陸産貝類Opisthostoma 属の紹介

【科学記事メモ】 東南アジアの石灰岩地帯に生息する陸産貝類Opisthostoma 属の紹介です。ゴマガイ科ですので、旧分類の前鰓亜綱に属しますので、フタを持ったタニシの仲間です。殻の螺管が、正常に巻かずにグネグネのたうつように巻くのが特徴です。末期のアンモナイトの形態みたいです。何でこのように巻くのだろうか? という命題で、「石灰岩地の壁面に付着している生態のため、重心を保つために変則的な巻き方の方が適応的である。」という仮説を提示した論文を5年くらい前に発表したのですが、まったく反応ナシ。生息地が東南アジアで、なじみが薄い貝類だったからなのでしょう。

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